KUMAMOTO NATURE STRATUM

KUMAMOTO NATURE STRATUM Jun.2020

一般的な公衆トイレの課題として挙げられる3K(くさい、くらい、きたない)を熊本の自然環境を取り込むことで解決します。閉鎖的なトイレの各ブースに自然を取り込む半屋外空間を設け、レイヤー上に重なったデザインとします。トイレブースの界壁として並んだ『自然の層』は、熊本の木軸材及び溶岩石から構成される 木骨組積造とし、外装は小舞状に組んだ竹材で仕上げます。
竹小舞に挟まれた約300mmの空気層を通して、自然光・風を内部に取り込む計画です。また屋根で集水した雨水を溶岩石の壁を通して濾過し、床面を洗浄します。優しい風が抜け、光が差し込み、雨により洗浄される自然と一体となったトイレとなります。 外部に手洗いと足洗場を設けることで、公園のアクティビティに最大限に利用される計画とします。熊本の建築素材をシンボリックに用い自然豊かな周辺環境のもとに生まれたKUMAMOTO NATURE STRATUM(熊本の自然の層)は、立田山の新たなランドマークとなる建築です。

まもとアートポリスプロジェクト立田山憩の森・お祭り広場公衆トイレ 公開設計競技提出案
collaborated with Mayuko Matsukawa | 松川真友子
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KUMAMOTO NATURE STRATUM
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